頭痛そのⅡ
昨日は頭痛の中でも気を付けてほしいものを上げてみました。
今回は慢性頭痛についてのおはなし。
慢性頭痛とは頭痛の原因となる病気がないのに繰り返し起きる頭痛と定義されています。
いわゆる頭痛持ちと言われる方の症状です。
頭痛全体の約80%はここに分類されると言われています。
大きく「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられます。
片頭痛は「片頭痛」と「慢性片頭痛」にわけられます。
「片頭痛」は週2回から月1回と幅が広め。
名前の通り片側に起こる頭痛を片頭痛といい、症状は4時間から72時間と続くものとこれも幅が広めです。
片頭痛には変異型があり、脳幹に由来するもの(カルシウムやカリウムイオンの細胞間輸送の機能不全が特徴的である)や、遺伝的性質のものなどがある。双子に関する研究で、片頭痛を発症する傾向への遺伝的影響が、60〜65パーセントの確率であることが分かった。さらに変動するホルモンレベルも、片頭痛と関係がある。思春期前には男女ほとんど同じ数だけ片頭痛を発症するのに対し、成人患者では実に75パーセントが女性なのである。片頭痛は妊娠中にはあまり発症しなくなると知られているが、中には妊娠中の方が頻繁に発症するという人もいる。とWikipediaには書いていました。
痛みの特徴としてはズキンズキンと脈拍と同じようなタイミングで起こります。
「慢性片頭痛」は月に15日以上頭痛がある場合です。2日に1回ですからかなりの頻度ですね。
さらに8日以上は片頭痛の場合慢性片頭痛と言われます。
この症状になると薬を日課として飲む方が多くなるため、薬による頭痛が起きやすくなります。
薬への依存。飲み過ぎには注意しましょう。
「緊張型頭痛」と「群発頭痛」は後日にするとして、今回は片頭痛の対処にも触れておきたいと思います。
片頭痛で気を付けてほしいのは我慢しないでほしいということです。薬を飲むというのもいいのですが、神経の絞扼がおこってしまっている場合で三叉神経に影響が出ると改善が難しくなると言われています。発症した場合は早めに絞扼部分の解除を行ってあげることで予後良好となります。
顔面神経の影響でも早めに対処した方がいいです。ほっておくと顔面神経麻痺などにつながる恐れがあるためです。
基本的には片頭痛が起こる側の首の筋肉が固くなっている、後頭骨、側頭骨周辺の筋肉が固くなっている場合が多いです。ご自分でやる場合はその辺の筋肉を頭を洗いながら軽くほぐしてあげるのも有効です。
それでも改善が弱い場合はそこに緊張を起こしている原因を改善してあげることが必要になりますので、その場合は専門家にご相談下さい。
変異型の場合は神経伝達を良くしてしっかりと身体が働く状態にすることも有効と考えられます。
片側だけで噛む癖なども片頭痛に繋がりますのでそういうところから気を付けてみて下さい。
0コメント